◆◇角目/タイカブ(JA10) 月日記録日誌

角目 タイカブ(JA10)Dream SUPER CUB type-X の記録用。

いま、製造現場で起きていること。


こんばんは。


●フェイクを入れつつ。
弊社でもご多忙に漏れず『モノを作りたくともモノがない』状態が頻発しています。
で、そうなると代用品の調達や別メーカーへの切り換え、ほか。


この話しは製造現場でないと実感がない話しです。


●品質管理部から『A原料の規格値の内、一つの項目がギリアウトだよー』
『B原料の規格の内、一つの項目がギリギリセーフだよー』
『C原料の規格の内、数種類がいままでにない超ギリギリセーフだよー』
という連絡メールがここ最近頻発しています。
とくに今年に入ってから。


「ギリセーフは良いとしても、ギリアウトはダメなのでは?」と思う方がいると思います。
これはあくまで弊社で測定した結果で、A原料製造メーカーの品質検査では『セーフ』と承認して出荷しています。※品質検査書類付随


●なにを伝えたいかと言いますと『製造における品質に、バラツキが見られる』です。
つまり、川上の品質にムラがあるということは、川下のメーカー、製造現場でもムラがあるということです。
「それって不良品を出荷しているの?」ではもちろんなく「規格内ギリギリセーフの製品を出荷している」なのです。


以前は、規格値『4、5、6、7、8』と仮定した場合『6』が普通でたまに『5、7』でした。
※『6』を中央値と仮定
が、今は『5、7』が普通で、以前ではほとんど見られなかつた『4、8』が頻発する感じ。
さらに規格値から外れた『3.5や8.5』が素知らぬ顔で流れてきます。


じゃあ、『3.5や8.5』の原料を作ったメーカーに『御社のA原料の品質が――』と連絡をしても、解決しません。
なぜなら、原料メーカーでも同じことが起きているのです。


さらに話しがややこしくなる原因として『A原料はマイナス方向寄り』『B原料は反対にプラス方向寄り』『C原料は加熱するとマイナス寄りで、冷却するとプラス寄りへ』など、数種類使用する原料同士の衝突が事態を悪化させます。


●つまりどういうことかと言えば「様々な工業製品は現在、品質にムラがある」ということです。←不良品ではありません。


●某大手商社「D原料をY国で製造していたけど量を確保できないから、Z国から輸入販売するからよろしくね~」「承知ですー」数十日後「えっと……D原料、いま船便でドンブラコッコと日本に向かっている途中(数十トン単位)なんだけど、規格がブレブレで製品として出荷できそうにもない……」「えっ!?」
私が聞いたのはここまで。
私の上司「処分費用としてお金を貰って引き取るかぁ~」←冗談なのか不明。
量が量だけに、どこかのメーカーが引き取ったでしょう(あくまで私の妄想)



●『三年殺し』という言葉を耳にしたことがあると思います。
あくまで私の勝手な推測ですがこの『三年殺し』がいま現在起きているように感じます。
商品を購入して数年後『不具合』や『購入したときより性能が著しく低下』『耐久力の落ちるのが早い』が来ると予想。
コロナ前に購入した製品の5年後と、三日前に購入した製品の5年後では『色落ち』や『耐候性』『風化度』『硬化度』『サビ度』『吹け上り』『収縮率』様々な点に置いて劣ると思います。
※『』←内の表現は適当に表現しています。


●何度も言いますが『不良品を出荷』しているのではなく『規格ギリギリを攻めた製品』を出荷せざる負えないということです。


なぜか、だって製品を作る原料自体が『規格ギリギリを攻めた製品』なんですもの。


ではどうすればいいのか?
為替を円高に振ってお金にものを言わせて『札束で顔をペチペチひっ叩く』良い製品を買い勝ちすればいいと思います。
※日本以外の様々な海外メーカーも購入している原料、高値を出してくれるところに良品質を出荷してい――。
※あくまで個人的妄想。
※これは確実に良い製品に繋がります。
もう円高無理。ガソリン1L=155円を「安い!」と感じるようになりました。


●この全文はあくまで私的な超誇大妄想で書かれています。

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